FUJI TACKLE PLUS +

FaceBook

SHOP ~INTERVIEW~

シマヤ釣具

fuji%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89

 

 

 

厄除けで知られる川崎大師からほど近い国道沿いに、創業66年の老舗釣具店シマヤ釣具川崎本店はある。

多摩川や海釣り公園が近い事から、店舗に入るとまずちょい投げやサビキ釣りの仕掛けが入り口付近に陳列されており、店舗中ほどには本格的な船釣り・大物釣り・オフショアゲーム用品が、そして更に店の奥に進むとロッドビルディング用品が壁一面に陳列されている。

その陳列構成は、まるで釣り人生の年表を見ている様で、ビギナーが徐々に釣りの楽しさにのめり込み、最終的には自らの釣り竿を作る楽しさにハマっていく様子が思わず目に浮かびワクワクしてしまう。

 

シマヤ釣具川崎本店は、釣り公園などの釣り場に近い事から現場型の店舗として機能する一方、本格的な船釣り・大物釣り・オフショアゲームのプロショップとしても知られ、またロッドビルディング用品も充実したスペシャルなマルチショップだ。ロッドビルダーで大物釣りのエキスパートでもある山口社長が運営している。

山口社長にシマヤ釣具の歴史についてお話を伺う。

 

%e5%b7%9d%e5%b4%8e%e6%9c%ac%e5%ba%97%e5%a4%96%e8%a6%b3

 

シマヤ釣具川崎本店

 

 

 

 

「このシマヤ釣具はおじいちゃんが始めたもの。戦後におじいちゃんが船宿を始め、その後昭和25年から質屋を経営。当時の質屋はディスカウントショップの様な位置付けでもあり、そのディスカウントショップの傍らで釣具も扱っていたのが始まり。

そのお店を始めた当初は、今の店舗の場所よりもう少し川崎駅寄りの大島という地区に店舗があり、店舗名は大島屋だった。それから“大“が取れて“シマヤ”になったというのが屋号の由来。今の場所になったのが20年前で、移転と同時に自分も本格的に店舗を手伝うようになった。」

 

それにしても戦後に船宿をやろうと思ったご祖父様の発想が凄い。そう感想を言うと、意外なお話を伺う事ができた。

 

「ウチの先祖は代々海や魚に関わって生きてきたの。元々は北海道でニシンを獲っていて、おじいちゃんも北海道生まれ。ニシンが獲れなくなってこっちに来たの。だから船宿をやったり釣具を扱ったのも自然な事だったと思う。そして今自分が釣具店をやっている事も。」

 

その社長のお言葉からは、釣具店経営に誇りを持っている姿と共に、これからも釣り業界で真剣に生きて行くという覚悟が窺えた。

 

%e5%b1%b1%e5%8f%a3%e7%a4%be%e9%95%b7

 

取材を受けていただいたシマヤ3代目 山口社長

 

 

 

 

次に釣りに興味を持ったきっかけと釣りで拘っている事をお聞きした。

 

「おじいちゃんと親父が釣りが大好きで、自分達用に釣船を持っていたの。だから幼稚園の頃から船釣りをやっていた。その影響か一通り色んな釣りを行ったが、船釣りが一番好き。また、船自体も大好きで、船舶免許をはじめ船に関する資格は全て持っており、今でも時々 屋形船の船頭として手伝っている。

釣りへの拘りについて、タックルや対象魚などの拘りは無いけど、釣りの本質に拘っているかな。釣りの本来の姿はもっと簡単でシンプルで楽しいものだから。釣具メーカーやメディアの流行には流されない説明を心掛けている。本来、日本の釣りは釣った魚を食べて供養するというものだから、簡単に魚が釣れないと駄目で、簡単に魚が釣れないと釣りを止めちゃう。新製品を作り、それを売るために釣り方もメーカーが提案する、釣りの細分化や専門性など釣りを難しくすることには反対。そんなことをしているとどんどん釣人が少なくなってしまう。釣りは簡単で楽しいという事を、釣りを始める人に伝える事が大事だと思う。」

 

釣りの楽しさを知っている釣り人だからこそ、一人でも多くの人々に釣りの純粋な楽しさを伝えたいという社長の熱意が伝わってきた。

 

%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e7%94%a8%e5%93%81-1 %e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e7%94%a8%e5%93%81-2

 

実際にサイズ合わせができる豊富な展示サンプル

 

 

 

 

 

続いてロッドビルディングに興味を持ち始めたきっかけについて質問する。

 

 

「実家が釣具屋で親父の代からガイドやエポキシなどロッドビルディング用品は扱っていたの。だから中学生位の時には独学で竿をいじり始めていた。親父の持っていた古いワイヤーガイドの竿をSiCガイドに替えてシーバスを狙ったりしていた。

店舗でロッドビルディング用品を本格的に扱いだしたのは20年前に今の店舗を作った時。その頃、船釣りの竿作りブームが来たの。だから真剣に取り組もうと思って、山口県下関にあったシマノの協力工場で勉強させてもらったの。色々な工場の見学や作業体験をさせてもらい、その時にシゴキ塗装なども教えてもらったの。」

 

若き日に、ロッド量産の現場で 実践的なロッドビルディングの知識と技術を習得した山口社長、その基礎があってこそ 数多くの竿を作り、ロッドビルデシングに注力する現在の店舗スタイルが生まれ、ロッドビルディングの普及に尽力されているのだろう。

そんな山口社長が現在取り組んでいるのが、ビルディング用品の効率的な展示と在庫管理。

 

 

%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e7%94%a8%e5%93%81-3 %e3%83%ac%e3%82%b8%e5%9c%a8%e5%ba%ab-3

 

しっかりと管理されているレジ内の在庫

 

 

 

 

「竿作りは一軒の店で全てのパーツが揃わないといけないから、ここまで在庫を積むのには苦労したが、それと同じ位大変なのが全てのパーツの展示とその在庫管理。ガイドとメタルパーツは種類・サイズが膨大で、一目見ただけではその違いが分かりにくくお客様・スタッフ共に検索と在庫管理が難しい。試行錯誤を繰り返した結果、アイテム・サイズを明確にしたサイズ合わせができるサンプルを店頭に1個ずつ陳列し、実際の在庫はレジ内で管理するシステムを作った。このシステムによりお客様・スタッフ共に確実に目的の商品を短時間で見つける事ができ、また在庫管理も確実に行えるので商品を欠品させることも無くなった。更に展示スペースも節約できるので、より多くのアイテムを展示することが可能となった。ビルディンング用品を扱っていて、展示や在庫管理に苦労している店舗があったらぜひこのシステムを薦めたい。」

 

 

と、山口社長。山口社長は自分の店舗だけが生き残れればいいと言う考えでは無く、ロッドビルディングと釣り業界全体を盛り上げたいと常に考えている熱いハートの持ち主なのだ。

 

 


 

 

さて、ここまではシマヤ釣具川崎本店でインタビューさせていただいたが、シマヤ釣具には東京湾を挟んだ対岸の千葉県木更津市に支店:シマヤ釣具木更津店がある。

 

%e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e5%a4%96%e8%a6%b3 %e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e5%86%85

 

シマヤ釣具木更津店

 

%e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%83%89 %e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97 %e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e3%83%a1%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%84

 

 

シマヤ釣具木更津店の店内は広々としており、船・SWなど木更津エリア~房総半島の地域に密着した商品を豊富に取り揃えている。その中でも最も注力しているのがロッドビルディング用品。川崎本店のバックヤードとしての機能も有している為、その品揃えと在庫量は圧巻。ルアー・船・投げガイドは勿論、磯ガイドから修理用のOリングガイドまで全てを取り揃え、店頭に陳列している。また店内にはロッドビルディングスタジオが設置されているので、お客様のあらゆる要望にもお応えする。

 

 

%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%b8%e3%82%aa-2 %e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%b8%e3%82%aa-1

 

 

山口社長に並ぶ腕前のロッドビルダーである園曽店長にお話を伺う。

 

「この木更津店はオープンしてから8年目で、私はオープン当初から店長として勤務させて頂いております。川崎本店と木更津店は東京湾を横断するアクアラインを使用すると車でわずか30分の所要時間で行き来できてしまう距離ですが、東京湾を一つ隔ているおかげで商圏は全く異なりお客様を取り合う事はありません。ただ、お客様が求める商品・釣りジャンルも全く異なるので、店舗エリアのニーズに合わせた商品の仕入れ・在庫に留意しています。

ロッドのカスタム、修理依頼は年々増加しており、船・投げ・アジング・トラウトなど、全てのジャンルでニーズがあります。特に最近はTORZITEガイドへの交換需要が増えており、竿が劇的に変わると評判です。

 

%e5%9c%92%e6%9b%bd%e5%ba%97%e9%95%b7

 

シマヤ木更津店の温和な園曽店長

 

 

 

 

ロッドビルディングをやってて良かったなぁと思ったことは、昨年の夏、小学生が夏休みの課題で竿を作るという事で来店してくれました。パーツ代で2,000円位買ってくれて、竿の作り方をできるだけ分かり易くレクチャーすると、しばらく経ってからちゃんと釣れたよって報告に来てくれたんです。その時は本当に嬉しかったですね。これからも子供たちがロッドビルディングを楽しめるように色々考えて行きたいです。

釣りはクチボソ釣りから、遠征の釣りまで様々な楽しみがあります。そういう釣りの楽しさをお客様に伝えていきたいです。」

 

見た目通りの園曽店長の温和な人柄が窺えた。

同店には様々なメーカーのテスターを務め、雑誌・SNSなどを通して木更津エリアから最先端のSW情報を発信しているエキスパートアングラー遠藤氏がスタッフとして在籍。シーバス・クロダイ・青物・タコなど、ショアフィッシングを中心としたフレッシュな情報を常に持っているので、来店したお客様を飽きさせない。

 

%e9%81%a0%e8%97%a4%e6%b0%8f

 

SWのエキスパート 遠藤さん

 

 

 

 

最後に、山口社長と園曽店長からメッセージをいただいたが、個別にインタビューをさせていただいたのにも関わらず、お二人のメッセージの内容が全く同じだったことには感服した。

 

「ロッドビルディングは、“小学生の夏休みの工作”ができれば誰にでもできますから、ぜひやってみてください。ちょっとしたコツさえ分かれば思ったよりも簡単に作れます。そのコツを知るのと知らないのでは上達に雲泥の差が出ますので、ネットで検索するのではなく、ぜひシマヤに来て竿作りのプロであるスタッフに気軽に聞いてください。段階を踏みながら、竿作りの方法・コツを親切丁寧に、包み隠さず全部教えますよ!」

 

その話を聞いた後、ふと自分の子供たちが夏休みの課題で竿を作る事を想像し、思わず目頭が熱くなった。

釣りの楽しさ、ロッドビルディングの楽しさを伝えたい!釣り業界をもっと盛り上げて行きたい!山口社長と園曽店長が共有して抱いている想いと情熱が伝わってくるインタビューとなった。

 

 


 

 

%e5%b7%9d%e5%b4%8e%e6%9c%ac%e5%ba%97%e5%a4%96%e8%a6%b3-1

 

シマヤ釣具 川崎本店

・住所:川崎市川崎区台町13-12
・電話:044-280-0261 FAX:044-280-0262
・定休日:月曜日
・営業時間: 平日 AM10:00~PM  8:00
金曜日 AM10:00~PM11:00
土曜日 AM  3:00~PM11:00
日曜日 AM  3:00~PM 4:00

 

各種釣りエサ自販機もあるので店が閉まっている時間帯もエサの購入が可能です。

 

 


 

 

%e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e5%ba%97%e5%a4%96%e8%a6%b3-2

 

シマヤ釣具 木更津店

・住所: 〒292-0038 千葉県木更津市ほたる野4丁目4-4
・電話: 0438-30-5841
・定休日:月曜日
・営業時間:AM10:00~PM8:00

 


 

●シマヤ釣具 WEB
http://smy.co.jp/

 

●シマヤ釣具 Online Shop WEB
http://www.shimayaturigu.jp/

 


 

(お店からのひと言)

ガイドの在庫について、店舗スタッフが毎朝川崎本店と木更津店を行き来しておりますので、

もしどちらかの店舗で商品が欠品していても、翌朝には確実に入荷しております。

ぜひお気軽にご注文下さい。

 

+NEW ENTRY

+CATEGORY

+ARCHIVE