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概要

Fuji Rod Craft 2019

?コーティングコーティング剤を指定に従って混合します。ご警告コーティング剤は、ご使用前に必ず取扱説明書をお読みください。計量混合攪拌塗り主硬特に重要!主硬筆は糸筋に沿って運ぶ。巻き糸塗り液を塗る範囲は、糸の太さにもよりますが、仕上がりを考え、巻き糸の少し外側までにしましょう。正確に計量液は多めにしっかりミキシングさせる。はじめは薄く均一に適当に計量すると……すぐ硬化が始まってしまう。いつまでたっても乾かない。硬化後の見た目が悪くなる。塗っている最中に足りなくならないよう、液は余るくらい多めに作る。少量だと、指定の混合比率に誤差が出ることがある。指定の時間を守り、しっかり混ぜましょう。混合不足は、計量の失敗と同じような結果を招く。このとき気泡が生じても後で消せる。スイッチをONにしてロッドを回しながら糸に液を塗っていきます。二度塗りを前提とした場合、初回塗りのコツは、(1)均一に薄く塗る。(2)塗る、というより糸に筆を軽く置いていく感じ。(3)すべての糸に液を染み込ませる感じ。(4)液はあまり盛らない。この4点です。塗った液をアルコールランプであぶります。ご注意二液性エポキシコーティング剤は可燃性ですので、炎を近づけ過ぎると、液やブランクが焼ける恐れがあります。ドライヤーを使う場合の注意点液が暴れやすいので、風の強さ、向きに注意!液が完全に乾くまでフィニッシングモーターで回し続けます。炎はロッドから少し離し、横からなでる感じであぶる。それまでもったりしていた液がしなやかになり、気泡が消え、余分な液が垂れ落ち、糸だけでなくガイドとブランクの間にも液が染み込む状態になります。垂れた液は、ガーゼで吸収。ライターだと、馴れないうちはススが付く恐れがあります。ドライヤー(H O T)でも、これに近い効果が得られますが、注意点は、風で液が波状に広がりやすいことです。波状になった液は、ロッドを回し続けていればやがて落ち着きますが、決めた塗装範囲(塗りのいちばん外側)を液がはみ出るので、ご注意ください。途中で乾き具合を確認する方法として、余った液を新聞紙に一滴垂らしておくなどすれば、ロッドに触れずに確認ができます。?塗りが乾いたら?二度塗りするなら切りそこねた糸端が突起になっていたら、カッターで切ります。必要なツールの再チェックを済ませ、再びコーティング剤を作り、同じ手順で塗りはじめます。初回が薄塗りだったら、二度目は本塗りのつもりで行いましょう。初回塗り同様、完全に乾くまでフィニッシングモーターで回し続けます。シングルフットガイドの抜け防止、強度アップのために詳細は(P.12)をご覧ください。通常のシングルフットガイドは、このように裏側に液を盛ると、抜け防止や強度アップになりますが、KT、KBガイドは足側に塗ったコーティング液が「窓」を通じてフレーム前方にも行き渡ることで、それ以上の効果が得られるため、スレッドを前方に巻く必要がありません。KT窓窓KB前方にスレッド巻き不要足側前方- P.19 -