1938年静岡で創業した富士工業は、トルザイトガイドをはじめ、様々なロッドコンポーネントを釣り人に提供しつづけるメーカーです。

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Last update 2014/01/10

ガイド史

ガイド史

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リング材質の変化

金属リング

作りやすいため、最初に量産されましたが、摩耗して溝ができたり、腐食・劣化によってラインにキズをつけやすいのが欠点でした。



メノウ & ガラスリング

メノウは硬質で、鏡面状に磨くことも可能でしたが、衝撃に弱く、割れやすいため、実用には向きませんでした。割れやすいのは、ガラスも同様でした。

メノウリング                         ガラスリング




タングステンカーバイドリング

極めて硬質で、ヤスリでも削れないほどでしたが、高比重で、表面がザラつきやすく、しかも高価でした。



ハードクロームリング

キズつきやすいステンレス製の金属リングのために、超硬質のハードクロームをメッキしたものが開発されましたが、非常なコスト高にも関わらず、通常メッキと識別できないために過当競争が起こり、やがて全体の品質が下落してしまいました。



Fujiセラリング

セラミック(磁器)は、硬さ・スベリともに兼備しており、ガイドリングへの適正はすでに認められていましたが、1964年にFUJIが開発したショックリング構造によってリング割れが激減したため、急速に世界に普及しました。

※生産中止



Fujiハードリング

超硬質で軽いアルミナオキサイドを、さらにガイドリング用に改良。ファインセラミックリング装着ガイドの愛用者を世界に激増させました。

※生産中止



FujiSiCリング

硬さ、スベリ、軽さ、強さ、そして摩擦熱を逃がす放熱性というガイドリングに求められる総合的性能において、TORZITE登場までの30余年もの間、量産品として最高レベルを誇ったシリコンカーバイド製リングで、現在も安定感は抜群です。



Fujiゴールドサーメットリング

セラミックとメタルの複合素材で、衝撃に強く、割れにくいため、薄く設計することができます。また、素材そのものが金色で、色が剥がれ落ちることがなく、高級感あるルックスから、現在でも根強く支持されています。

※生産中止



FujiTORZITE

総合的強度がシリコンカーバイドを上回る新開発セラミックにより、極限のスリム化・軽量化を実現。緩やかにラウンドした断面形状と、究極の鏡面仕上げによって極めてラインに優しく、耐摩耗性もSiCと同等です。





Fujiルビー & サファイアリング(人工品)

美しさだけでなく、スベリ、硬さなど、ガイドリング用としての実用性も優れており、天然石とほぼ同じ結晶を工業的に作り出した超高級リングです。
通常品と比べて桁違いに高価でも、限定販売で完売
してしまう人気商品でした。

※生産中止






※生産中止

2001年に限定販売されたFUJIルビーガイド
フレーム構造の変化

ロー付け部分は、品質が不安定で、変質しやすく、特に海水に触れると破損しやすくなります。FUJIカラーガイドが爆発的に世界市場に広まったのは、リング材質が優れているだけでなく、フレームにロー付け箇所が一切ない組み立て構造だったためです。そしてFUJIボンガイドでは、ステンレス板を特殊プレス加工することで一体成型構造フレームの開発に成功。その後も、強度を落とさず軽量化を実現するニューコンセプトフレームの進化は続いています。

万能型から専用型へ

スピニングリールの発明、カーボンロッドの登場、ナイロン、フロロカーボン、PEと続いた新素材ラインの出現などによって各タックルは目ざましく進化を遂げ、ジャンル別の細分化も進み、ロッドも兼用型から専用型への傾向をたどりました。FUJIガイドも、かつて良いガイドの条件であった「強い、スベリが良い、熱を逃がす」に「軽い・糸絡みしにくい」という要素を加え、さらに各専用ジャンルにおいてニューガイドコンセプト、K・Rコンセプトそれぞれの理論に基づき、単体のみでなくシステムとしてのロッド性能向上を目指し、現在も開発が続いています。