SDGs
SDGsへの取り組み
富士工業のSDGs活動
[気候変動]への取り組み
エコ・ファクトリー
・釣具研究開発のためのエコ・ファクトリーを建設
・敷地内の植林でCO₂を削減
釣具研究開発のための
エコ・ファクトリーを建設
1970年、静岡県菊川郊外のうっそうと緑が茂る丘陵地47,000坪を購入。これがエコ・ファクトリーの始まりです。
工場施設は1981年に完成し、2015年には研究開発に特化した「R&Dセンター」に生まれ変わりました。そこには緑があふれ、元禄年間より地域農民の生活のための貯水池が保存されています。
元々あった豊かな自然環境を今もなお大切にしています。
よい環境がよい人材を育て、
すぐれた人材からすぐれた製品が生まれる
山・森・池・庭、キャスティングフィールドなどが点在する「R&Dセンター」は、社員の心を潤すヒーリング空間でもあり、技術と知恵を絞って研究開発に没頭できる仕事場でもあります。
自然に恵まれた環境の中でこそ、健全な人材が育ち、優れた製品を生み出すことができると信じています。そしてこのことが自然との共生を育み、環境破壊を軽減するエコ・アクションにも繋がっているのです。
敷地内の植林でCO₂を削減
工場建設に適した平地ではなく、あえて自然そのままの丘陵地を選ぶこと。これには創業者の大きな思いが秘められています。
敷地内に茂る木々は植林を含め、常緑樹が約60%、落葉樹が約40%。芝や草花に彩られる面積も全敷地の50%にもおよびます。光エネルギーを用いて呼吸する炭酸同化作用「光合成」
により、「R&Dセンター」から排出されるCO₂を木々や草花が吸収して酸素をつくり出す。自然の力によって大幅なCO₂の削減を実現しています。
エコ・ファクトリーの敷地に残る
自然の生態系
MORE
エコ・ファクトリーの敷地に残る自然の生態系
~敷地内に棲息する動植物たち~
落葉樹:約25種
コナラ、ヤマモミジ、イロハモミジ、ノムラモミジ、シダレモミジ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、ヤエザクラ、クヌギ、トネリコ、カエデ、クリ、ネムノキ、ハデ、アオギリ、クワ、フジ、アケビ、ハギ、アセビ、ドウダンツツジ、カマツカ、レンギョウ
常緑樹:約25種
クロマツ、アカマツ、トショー、ヒノキ、スギ、ナツツバキ、シイ、マテバシイ、イヌモチ、ホンモチ、ネズミモチ、ピラカンサス、イヌマキ、ヤマモモ、サカキ、キササキナンテン、クスノキ、ヤマグミ、ムベ、カンツバキ、カクレミノ、ツツジ、サツキ、ヤマツツジ、バラ
小鳥:約15種
カラス、スズメ、ツバメ、ゴイサギ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ウグイス、コジュケイ、カワセミ、マガモ、ウミウ、コゲラ、アオサギ
昆虫:約190種
甲虫類:約100種、トンボ類:約30種、蝶類:約30種、カマキリ・バッタ類:約30種
小動物:約5種
ノウサギ、リス、タヌキ、イタチ、ヘビ
魚類
錦鯉、ブラックバス、ブルーギルほか
~R&Dセンターでの活動~
①無農薬有機野菜の栽培
R&Dセンターには約200坪(660m²)の畑が耕されています。ダイコンをはじめ、ジャガイモ、ナス、タマネギ、キュウリなど、およそ10種の野菜が栽培されており、タラの芽やゼンマイ、三つ葉なども自生しています。
農家の手ほどきを受けながら社員とその家族によって育てられた野菜は、社員や近隣の皆さまに配られます。土に寄り添い、地球に優しい野菜を作る。これもエコファクトリーならではの取り組みのひとつです。
②森林資源を守る活動
木の葉が枯れて豊かな土壌の元となり、ミネラルなどを含んだ栄養価の高い水が川や海に流れていく。森林は紙の原料となっているだけではなく、魚の育成に大きく関わっています。
そこでわたしたちは、清掃活動や資源の節約による環境保全活動に加え、敷地内で植林用の落葉樹を育てはじめました。
資源を守る活動から、資源を創る活動へとエコ・アクションを広げています。
[エネルギー]への取り組み
メガソーラーシステムの実現
・震災をきっかけにメガソーラー事業を開始
・20,000枚のパネルで4MWのソーラー発電を実現
2011年東日本大震災で地元浜岡原子力発電所が操業停止したことを受け、
翌年より持続可能なエネルギー供給という観点からメガソーラー事業をスタートしました。
弊社R&Dセンター敷地156,000㎡のうち、1/5にあたる約30,000㎡を使用。20,000枚のパネルを設置し、4MWのソーラー発電を行っています。これは、静岡県菊川地区一般家庭およそ1,200世帯分の年間消費電力に値します。
[海の豊かさ]への取り組み
放流活動
・専門機関と連携して放流活動を実施
日本釣用品工業会と日本釣振興会の共同事業で展開している“釣り環境ビジョンコンセプトに基づく LOVE
BLUE事業”の優先3事業のひとつとして、専門機関と連携して放流活動に取り組んでいます。
2022年は日本釣振興会静岡県支部の主催する「釣り開放イベント」に参加し、釣り場の開放の他、クリーンアップ活動やヒラメやカサゴの稚魚放流を行いました。
[陸の豊かさ]への取り組み
自然を守る・環境保全活動
・清水エスパルスとの協同活動
「Sports&Fishing」Projectで清掃活動を実施
清水エスパルスと富士工業が協働して行う社会貢献活動「Sports&Fishing」Projectとして、「水辺感謝の日」清掃活動やクリーンアップ活動を行っています。
富士工業の社員やその家族や、清水エスパルスのメンバーと共に、静岡を中心とした海岸やその周囲を清掃します。釣り人や地域住民の住みやすい環境づくりはもちろんのこと、次世代の子供たちへ豊かな自然を繋げていくために積極的に活動しています。